2021年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

2021年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

調査対象 2021年4月に小学校に入学する子ども4,000名(男女各2,000名)とその親4,000名 調査実施先 株式会社クラレ
調査方法 インターネット回答分から有効回答を抽出 調査期間 2020/07/01~2021/01/31

調査結果の概要

ランドセル素材などに幅広く使用される人工皮革〈クラリーノ〉を製造・販売する化学メーカーの株式会社クラレは、この春に小学校に入学する子どもとその親を対象にアンケートを実施し、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査しました。その結果、子どもが将来就きたい職業の1位は、男の子は1999年の調査開始以来、初めて「スポーツ選手」13.0%が2位に下がり、「警察官」17.2%が1位となりました。3位は「消防・レスキュー隊」7.6%で、「警察官」と同じく人々の安全を守る仕事に注目が集まりました。「スポーツ選手」と同様、「運転士・運転手」7.4%も昨年の3位から4位に後退しました。新型コロナウィルス感染対策で、スポーツ観戦や旅行もままならない状況が、子どもの夢にも影響を及ぼしているのかもしれません。女の子は23年連続で「ケーキ屋・パン屋」26.7%が1位でした。同じくスイーツ系の「アイスクリーム屋」5.6%も(昨年の6位から5位に)順位を上げました。「警察官」4.7%は女の子でも6位に入り、男女問わず人気が高まっています。「芸能人・歌手・モデル」6.4%は2012年から2位をキープしていますが、2014年をピークに比率を下げています。子どもに就かせたい職業は、男の子の親は「公務員」25.3%、女の子の親は「看護師」17.3%が1位となりました。男の子の親は「公務員」が4分の1を占め、2位「会社員」10.3%も過去最高の比率になりました。新型コロナウイルス感染症による不安定な世情を反映してか、我が子の将来に堅実と安定を願う気持ちが強く表れました。4位には(前年から4つ順位を上げた)「エンジニア」5.4%が入りました。女の子の親は、調査開始以来1位の「看護師」17.3%の他、3位「医師」7.2%、4位「薬剤師」6.9%、5位「医療関係」6.4%と、トップ5のうち4つが医療系の職業が引き続き人気を集めました。今年も資格・専門性を求める傾向が見られました。2位の「公務員」13.9%は過去最高の比率となりました。

調査結果

男の子が将来就きたい職業トップ 20(n=2,000)(単位:%)
男の子の親の就かせたい職業トップ 10(n=2,000)(単位:%)
女の子が将来就きたい職業トップ 20(n=2,000)(単位:%)
女の子の親の就かせたい職業トップ 10(n=2,000)(単位:%)