2014年 新成人800人の意識調査(2)

  • 調査期間
  • 2013/12/13~2013/12/18
  • 調査対象
  • 1993年4月2日-1994年4月1日生まれの未婚男性・未婚女性 800名(男性:400名、女性:400名)
  • 調査方法
  • 楽天リサーチ株式会社によるインターネットを利用したクローズ調査

調査結果の概要

((1)より続く)2014年新成人に対し、現在、交際相手がいるかどうか尋ねたところ、「交際相手がいない」と回答したのは、男性で約8割、女性では約7割に上りました。交際相手がいると回答した男性が、その相手と結婚したいと考えている割合は過去最高を記録し、女性においても高い割合となり、晩婚化や生涯未婚率の改善が期待できます。恋愛については、67.8%の新成人が、人としての成長には重要なことである、と考える一方で、束縛されたくない、交際相手の作り方がわからない、といった割合も高く、異性とのコミュニケーションが苦手な様子が窺えます。結婚意識について、「結婚したくない」との回答は、全体の約2割を占めていますが、近年において大きな変化は見られません。女性の「早く結婚」したい27.3% との回答は、2004年以降で最も高い割合となっています。経済不況を脱し切れていない経済状況のなかで、新成人たちは結婚することをどのように考えるのか尋ねました。その結果、結婚は「減少する」や「先延ばしにする」といった悲観的な回答が、楽観的な回答を大きく上回り、今の経済状況は、若者たちが結婚から遠ざかる、大きな要因になっていると言えます。今後の生活については、24.5%が親世代に比べ「よくなる」と回答し、自分たちの子供の世代においても「よくなる」25.8% と回答しました。これは2007年以降で最も高く、2014年の新成人たちは、将来に明るい希望を持っていることがわかります。最後に、2020年に開催予定の東京オリンピックをどのように迎えるのか尋ねたところ、20.9%の新成人たちが、2020年までに結婚をして、家族と一緒に応援したいと回答しました。特に女性の割合は24.8%にのぼり、理想の結婚年齢が25歳であったことを踏まえると、実現の可能性は高いと考えられます。また、オリンピックの年に「結婚したい」6.1%、「子供をもうけたい」5.8%と、オリンピック結婚やオリンピックベイビーといったブームが期待できそうです。また、男性3.5%、女性0.5% の新成人アスリートたちが、日本代表として東京オリンピックに参加したいと回答しており、様々なかたちで東京オリンピックに関わることを、楽しみにしているようです。親との関係について、8割以上の新成人たちが、親は「あたたかい」と感じ、「尊敬している」とする一方で、「両親のような夫婦になりたい」「両親をみて結婚はいいなと思う」については約4割にとどまり、夫婦としての両親には、やや厳しい評価をしているといえます。

調査結果

2014年新成人の恋愛意識
【交際相手の有無】(単位:%)
【交際相手との結婚意向】(対象:交際相手がいる人、単位:%)
【恋愛についての意見】(「はい」の回答、n=800)(単位:%)
2014年新成人の結婚意識
【結婚意向】(単位:%)
【経済不況は、結婚にどのような影響を与えると思いますか】(「はい」の回答、5項目抜粋、n=800)(単位:%)
2014年新成人の将来観
【今後の生活がどのようになると思うか】(n=800、単位:%)
【2020年開催予定の東京オリンピックへの関わり方】(「はい」の回答、単位:%)
2014年新成人の親子関係
【親との関係や家庭について】(「あてはまる・ややあてはまる」の回答、5項目抜粋)(単位:%)
調査実施先:株式会社オーネット