育児休業に関する意識調査 |
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調査結果の概要
ライフネット生命保険株式会社は、有職者で既婚の方を対象に、育児休業に関する意識調査を実施しました。はじめに、(子どもの誕生時に)育児休業を取得したいかを聞いたところ、≪育児休業を取得したいと思う≫に『あてはまる』(「非常にあてはまる」+「ややあてはまる」、以下同様)との回答が、全体の76.7%となりました。男女別にみると、女性の約9割、男性の6割超が育児休業を取得したいと思っていることがわかりました。勤務先の育児休業受け入れムードについて、≪女性が育児休業を取得できる雰囲気がある≫では『あてはまる』が73.7%、≪男性が育児休業を取得できる雰囲気がある≫では『あてはまる』が23.6%となりました。また、勤務先の育児休業取得者に対する意識については、≪同僚の女性が取得すると不快≫では『あてはまる』が8.7%、『あてはまらない』(「全くあてはまらない」+「あまりあてはまらない」、以下同様)が91.3%となり、不快とは思わない方が9割以上となりました。続いて、育児休業を取得したことによるプラスの効果を聞いたところ、「子どもと接する喜びを味わえた」69.0%が最も高くなりました。また、育児休業を取得した男性では、「配偶者の子育ての負担を軽減できた」(43.5%)や「夫婦で育児・家事・仕事の情報共有ができた」(37.1%)、「夫婦の愛が深まった」(29.0%)などの項目が高くなりました。同様に、マイナスの効果についても聞いたところ、「家計のやりくりが厳しくなった」44.4%が最も高く、次いで「子どもの世話で疲労感が増した」(31.0%)となりました。また、「復職後、人事面で不利益な扱いを受けた」(7.2%)や「復職後、給与面で不利益な扱いを受けた」(6.5%)といった回答も見られ、復職後の給与面や人事面で『不利益な扱いを受けた(計)』と答えた人は、11.4%にも上りました。女性の社会進出に関する意識を聞いたところ、≪女性の社会進出は経済成長のカギを握る≫で『あてはまる』が68.3%、≪女性の社会進出は後退する傾向≫では『あてはまる』が39.6%、『あてはまらない』が60.4%となりました。女性の社会進出には何が必要だと考えられているのでしょうか。≪女性の社会進出には男性の育児休業取得率向上が必要≫の項目では『あてはまる』が6割半(65.8%)となりました。男性が育児休業制度などを利用し、育児に参加することで、女性の社会進出にも繋がると考えられているようです。