生活意識に関するアンケート調査（第51回）

調査結果の概要

日本銀行は、全国の満20歳以上の個人を対象に「生活意識に関するアンケート調査（第51回）」を実施した。その結果を６月の前回（第50回）調査の数値と比較した。1年前と比べた現在の景況感については、「悪くなった」との回答が2.0ポイント増加し、「良くなった」との回答が1.6ポイント減少したことから、景況感Ｄ.Ｉ.は悪化した。先行き（1年後）については、「悪くなる」との回答が6.9ポイント増加し、「良くなる」との回答が3.2ポイント減少したことから、景況感Ｄ.Ｉ.は悪化した。金利水準についての見方は、「金利が低すぎる」との回答が0.7ポイント減少し、「適当な水準である」との回答が0.6ポイント増加した。現在の暮らし向き（1年前対比）については、「ゆとりがなくなってきた」との回答が1.9ポイント増加したことから、暮らし向きＤ.Ｉ.は悪化した。1年前と比べた収入の増減については、「減った」との回答が増加し、「変わらない」との回答が減少した。一方、支出の増減については、「減った」との回答が増加し、「変わらない」との回答が減少した。1年後を見た勤労者の勤め先での雇用・処遇の不安については、「かなり感じる」との回答が増加し、「少し感じる」、「あまり感じない」との回答が減少した。1年前と比べた現在の物価に対する実感は、『上がった（「かなり上がった」と「少し上がった」の合計）』との回答が減少し、「ほとんど変わらない」との回答が増加し、『下がった（「かなり下がった」と「少し下がった」の合計）』との回答が横ばいとなった。現在と比べた1年後の物価については、『上がる（「かなり上がる」と「少し上がる」の合計）』との回答が増加し、「ほとんど変わらない」、『下がる（「かなり下がる」と「少し下がる」の合計）』との回答が減少した。

調査結果