生活意識に関するアンケート調査(第45回)

  • 調査期間
  • 2011/02/09~2011/03/07
  • 調査対象
  • 全国の満20歳以上の個人 4,000人(有効回答者数 2,235人)<有効回答率 55.9%>
  • 調査方法
  • 郵送調査法

調査結果の概要

日本銀行は全国の満20歳以上の個人を対象に「生活意識に関するアンケート調査(第45回)」を実施した。その結果を昨年12月の前回(第44回)調査の数値と比較した。1年前と比べた現在の景況感は「良くなった」との回答が1.5ポイント増加した一方、「悪くなった」との回答が7.9ポイント減少。また、現在と比べた1年後の景況感は「良くなる」との回答が3.1ポイント増加したことから、景況感は前回調査より改善した。金利水準についての見方は「金利が低すぎる」との回答が前回調査の52.0%から53.1%に1.1ポイント増加した。現在の暮らし向き(1年前対比)は「ゆとりが出てきた」が0.1ポイント増加し、「ゆとりがなくなってきた」は1.8ポイント減少したことから、暮らし向きは改善した。1年前と比べた収入の増減では、「増えた」が1.2ポイント増加、「減った」が4.1ポイント減少している。また、支出の増減については、「増えた」が0.3ポイント増加、「減った」が1.3ポイント減少した。1年後を見た勤労者の勤め先での雇用・処遇についての不安は「かなり感じる」が4.0ポイント減少、「あまり感じない」は0.5ポイント減少している。「少し感じる」は4.3ポイント増加した。普段の買い物で現金以外の決済手段(クレジットカード、デビットカード、電子マネー等)を使うか?尋ねたところ、現金以外の決済手段を「よく使う」20.7%、「たまに使う」29.6%とする回答の合計は約5割となった一方、「使わない・保有していない」31.5%との回答は3割台前半となった。普段の買い物で現金以外の決済手段を「よく使う」「たまに使う」「あまり使わない」と答えた人に、現金と他の決済手段を使い分ける基準や理由を尋ねたところ、「ポイントなどを貯めるため」50.3%、「支払い金額の大きさ」46.3%、「手持ちの現金額」37.4%などが上位に挙げられた。

調査結果

本調査を要約・編集するにあたり、「日本銀行」の著作物をもとに、当社の責任において変更を加え、転載した。尚、最近のアンケート調査環境の変化を踏まえ、第27回調査から郵送方式による調査に切り替えている。
1年前と比べた現在の景況感
現在と比べた1年後の景況感
金利水準についての見方
現在の暮らし向き
1年前と比べた現在の収入
1年前と比べた現在の支出
1年後を見た勤め先での雇用・処遇についての不安(勤労者)
現金以外の決済手段の利用状況
現金と他の決済手段を使い分ける基準(複数回答)
調査実施先:日本銀行