インターネットバンキングに関する調査

  • 調査期間
  • 2010/09/17~2010/09/19
  • 調査対象
  • 全国の20歳~69歳の男女 1,000人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

楽天リサーチ(株)は、インターネットバンキングに関する調査を実施しました。初めにインターネットバンキングの利用状況を尋ねました。利用経験者は67.0%で、利用したことがない人(33.0%)の倍以上でした。性別で見ると、男性(73.0%)の利用率が女性(61.0%)の利用率を10pt以上上回っています。次に、ネットバンキングの利用経験者に最近1年間の利用頻度を尋ねました。最も多かったのは、「月に数回」46.6%でした。以下、「年に数回程度」27.9%、「週に数回」12.8%と続きます。「最近1年間は利用していない」という回答も6.4%ありました。同じく、利用しているネットバンキングのサービスについて尋ねたところ、「残高・入出金明細などの預金口座の情報照会」75.5%が最も多く、以下「他口座への振込・振替」67.2%、「インターネットショッピングやオークションの決済サービス」48.8%の順となりました。さらに、ネットバンキング利用者にネットバンキングの長所だと思う点について尋ねると、突出して多かったのは、「24時間いつでも利用できる」87.9%でした。「利用手数料が安い」45.8%、「インターネットショッピングやオークションの決済サービスとして利用しやすい」39.1%がそれに続いています。では、ネットバンキングを利用しないのはなぜなのでしょうか?ネットバンキングの利用経験がない人にその理由を尋ねたところ、「セキュリティ対応が不安」46.7%、「操作がわかりにくい」30.3%、「口座開設が面倒」28.2%がトップ3の回答となりました。また、「システム障害が不安」21.8%、「ID・パスワードの管理が面倒」20.3%など、インターネットならではの理由も目立ちました。最後に、ネット専業銀行で提供されれば利用したいサービスについて全回答者に尋ねました。目立って多かったのは「公共料金引き落とし」21.0%でした。以下「各種ローン」6.7%、「実店舗(相談窓口など)」6.5%などとなっています。一方、「特にない」という回答も61.9%に上っており、現在のネットバンキングのサービス内容に対する不足感はそれほど感じていないようです。

調査結果

インターネットバンキングの利用状況(n=1,000)
ネット専業銀行(ジャパンネット銀行、ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行など)を利用している人に、どのような理由で口座を開設したのでしょうか?各銀行の口座保有者に口座を持つ理由を尋ねたところ、いずれの銀行でも「24時間いつでも利用できる」という回答が顕著に多く、他に「インターネットショッピングやオークションの決済サービスとして利用しやすい」、「口座維持手数料が安い」、「口座開設が簡単」などの回答が多いのが目立ちました。
近1年間のインターネットバンキングの利用頻度(n=670)
利用しているインターネットバンキングのサービス(n=670)(複数選択)
インターネットバンキングの長所(n=670)(複数選択)(上位5位まで)
インターネットバンキングを利用しない理由(n=330)(複数選択)
ネット専業銀行で提供されれば利用したいサービス(n=1,000)(複数選択)
調査実施先:楽天リサーチ(株)