調査結果の概要
新型インフルエンザの流行した2009年から約1年が経過し、今年も季節性インフルエンザの流行期がやってきます。新型インフルエンザの流行により、生活者の意識は現在どのようになっているのでしょうか?小林製薬(株)では、新型インフルエンザ流行が沈静化し始めた2010年1月に『マスクに関する基礎調査』を、同年4月に『マスクの家庭内保持状況の調査』を実施しました。マスクを使用するときで最も多いのは、「風邪・インフルエンザの症状時や気になるときの中で、何日間か」48.3%でした。「外出時など屋外」58.5%や「病院へ行くとき」56.0%、「通勤・通学時の電車やバス」55.3%などで使う人が多いようです。マスクを使用する目的では、「他人から風邪・インフルエンザをうつされないようにするため」72.4%が1位、一方、「他人に風邪・インフルエンザをうつさないため」71.5%と回答した人もほぼ同数に上り、風邪やインフルエンザウィルスに関するマナー意識の高さが窺える結果となりました。普段、使用しているマスクは、「使い捨て(不織布など)のプリーツタイプ」80.6%や「使い捨て(不織布など)の立体タイプ」13.5%など『使い捨て』タイプが圧倒的に多く、9割を超えています。季節性インフルエンザに不安を感じている人は、2009年11月時点では48.0%でしたが、今年1月には15.6%まで下がりました。新型インフルエンザに不安を感じている人は、2009年11月時点の69.0%から、今年1月には55.3%まで下がっています。マスクの保持状況を見ると、大人で「10枚以上(「10~29枚程度」21.9%+「30~49枚程度」13.9%+「50枚以上」33.2%)」という回答が約7割でしたが、子供ではストックが「1枚もない」37.0%という回答が約4割に上りました。