第7回 インターネット関連業界の職種別給与調査

  • 調査期間
  • 2010/05/20~2010/05/24
  • 調査対象
  • 全国の20歳以上の男女(WEBプロデューサー・プランナー職、WEBディレクター職、WEBデザイナー職) 300人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(株)が運営する転職サイト『イーキャリア』は、インターネット関連業界で働く20歳以上のWEBプロデューサー・プランナー職、WEBディレクター職、WEBデザイナー職に対し、給与に関する調査を行いました。まず、転職回数を尋ねたところ、WEB制作関連職の平均転職回数は、全体平均で「2.4回」。転職回数が「0回」は18.7%となっており、8割以上の人が転職を経験していました。職種別で見ると、WEBプロデューサー・プランナー職は「2.3回」、WEBディレクター職は「2.2回」、WEBデザイナー職は「2.7回」となっており、WEBプロデューサー・プランナー職の75.0%、WEBディレクター職の80.0%、WEBデザイナー職の89.0%が転職経験者であることがわかりました。転職経験者に、現在の会社に転職するまでに経験した職種を尋ねました。WEBプロデューサー・プランナー職では「プログラマー」が33.3%と、3人に1人の割合でした。WEBディレクター職では、「Webディレクター」が30.0%、「その他」が26.3%、「営業」が22.5%となりました。WEBデザイナー職では、「その他」が39.3%で最も高く、次に「Webデザイナー」29.2%、「事務・管理」24.7%となっています。WEB制作関連職が利用しているソフトや技術の中で、利用頻度の高いものを尋ねたところ、どの職種も「Photoshop」が最も多く挙げられています。職種別で見ると、WEBプロデューサー・プランナー職では、「Excel」や「Power Point」など、Webサイトの企画や予算案を立てる際に利用するようなソフトが挙げられました。WEBディレクター職では、進行管理等に使うこともできる「Excel」が2位となっています。WEBデザイナー職では、「Photoshop」の他に「Dreamweaver」、「Illustrator」とWeb制作に必要とされていることの多いソフトが上位を占めています。同様にして、今後身につけたいと思うソフトや技術を尋ねたところ、WEBプロデューサー・プランナー職では、Webアプリ開発に必要な「Java」や「動画/映像関連」、「携帯/スマートフォン関連」など、次のビジネスを見据えたものが挙げられました。WEBディレクター職では、「PHP」の他に、「Flash/Action Script」、「デザイン力」や今話題の「HTML5+CSS3」となりました。WEBデザイナー職では、「Flash/Action Script」が最も多くなっており、その他にもWeb制作に関するソフトや技術が挙げられました。

調査結果

転職回数(単一回答形式) (単位:%)
経験職種(転職経験者)(複数回答形式)
<WEBプロデューサー・プランナー職:n=75> (単位:%)
<WEBディレクター職:n=80> (単位:%)
<WEBデザイナー職:n=89> (単位:%)
利用頻度の高い/今後身につけたいと思うソフトや技術(自由回答形式)
<WEBプロデューサー・プランナー職:n=100> (単位:人)
利用頻度が高いソフトや技術今後身につけたいと思うソフトや技術
Photoshop18Java12
Illustrator11PHP6
Excel10動画/映像関連5
Flash/Action Script9Ajax4
PHP7携帯/スマートフォン関連
Power Pointプログラム
<WEBディレクター職:n=100> (単位:人)
利用頻度が高いソフトや技術今後身につけたいと思うソフトや技術
Photoshop25PHP9
Excel13Flash/Action Script6
Illustrator12デザイン力4
DreamweaverHTML5+CSS3
Fireworks7動画/映像関連3
Flash/Action ScriptJava
Illustrator
CAD
<WEBデザイナー職:n=100> (単位:人)
利用頻度が高いソフトや技術今後身につけたいと思うソフトや技術
Photoshop49Flash/Action Script25
Dreamweaver30PHP9
Illustrator29Illustrator7
Flash/Action Script17Photoshop
Fireworks12Java Script5
In Design
【参考】現在(2010年5月)の平均年収(職種別)(単一回答形式)
全体4,630,000円
WEBプロデューサー・プランナー職5,750,000円
WEBディレクター職5,030,000円
WEBデザイナー職3,120,000円
本調査において、インターネット関連業界に勤めるWEB制作関連職の平均年収を調査したところ、WEB制作関連職種の全体平均は「463万円」でした。職種別でみると、WEBプロデューサー・WEBプランナー職は「575万円」、WEBディレクター職は「503万円」、WEBデザイナー職は「312万円」となりました。
調査実施先:ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(株)<「イーキャリア」調べ>