第４回 自由が丘調査（要約版）

調査結果の概要

自由が丘・代官山・二子玉川・吉祥寺・下北沢の各街について、「おしゃれ」「高級」などのイメージに合致するかを尋ねました。自由が丘と代官山は「おしゃれ」「高級」など、いずれのイメージでも差が僅かで、近似した傾向が見られます。一方、吉祥寺・下北沢も、「若者の街」と「有名な店・老舗がある街」の項目で差が見られるものの、全体的には類似したイメージがある街だと言えそうです。二子玉川については、商業特性のイメージとして顕著に高いものがなく、明確な特徴を持ち得ていないことがわかります。住環境に関するイメージとして３つの項目を尋ねたところ、二子玉川の評価が高いことがわかりました。多摩川沿いの高級住宅地との世間一般のイメージを裏付ける結果が得られたと考えられます。商業特性では、若者の街、庶民的といった項目で評価が極めて高かった下北沢は、住環境ではいずれの設問でも最下位の得票に留まります。活気のある街だと評価している一方で、住環境は他の街と比較すると劣るイメージがあるようです。文化的成熟度に対するイメージを「歴史を感じさせる街」「文化的な街」の２つの設問で尋ねました。各街ともにそれほど高いイメージは持たれていませんが、吉祥寺はいずれでも比較的高い結果が出ています。将来性について「発展的な街」「先進的な街」と思うかを尋ねました。街の比較では、いずれでも代官山が最も高い結果が出ています。他の街と比較すると商業地としての歴史が浅く、新しい商業施設も多いことが背景にあるものと考えられます。誰と一緒に街を訪れたいかを尋ねた結果、緑が多いなど住環境のよさについて評価が高かった二子玉川が、「子どもを連れて」「家族を連れて」で最も回答率が高い結果が出ました。「友人と出かけたい」では、おしゃれ・高級といったイメージが強かった自由が丘と代官山が５割弱に達しています。各街について、「独身時代」「新婚時代」「子育て期」「定年後」の４項目のライフステージに住みたいかどうかを尋ねました。若者の街というイメージがあった吉祥寺、下北沢は、そのイメージどおりに「独身時代に住みたい」で他と比較すると回答率が高い結果が出ています。「新婚時代」は、おしゃれなイメージの強かった自由が丘に、「子育て期」「定年後」は住環境に対する評価が高かった二子玉川が１位でした。自由記述によって、自由が丘で有名・老舗と思う店を挙げてもらいました。その結果、もっとも多くの回答があったのは「亀屋万年堂」。これに「スイーツフォレスト」「モンブラン」「モンサンクレール」が続いています。また、行ってみたい店についても、有名店・老舗ランキングとほぼ同様のランキング結果が出ています。

調査結果