転勤に関する意識調査(1) |
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調査結果の概要
不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は、『引越シーズン』にあわせて、1都3県在住在勤の20代から50代のサラリーマン男性を対象に、転勤に関する意識調査を行いました。今回の調査では、「今住んでいる地域に一生住み続けたい」と思っている人が年代、既婚・未婚を問わず最も多いこと、「転勤辞令が出たら条件に関係なく承諾する」人は約3割であること、転勤辞令を条件付きで承諾する人の『条件』は「家賃補助」「昇給」と、金銭関係が上位を占めることなどがわかりました。まず、回答者の現在の居住地・勤務地を見ますと、埼玉県に住んでいる人の52.4%は勤務地が「東京都」で、神奈川県(40.3%)、千葉県(41.4%)に住んでいる人を大きく上回っています。「できれば一生、今住んでいる地域に住んでいたい」と答えた人が年代、既婚・未婚を問わず最も多く、これを年代別、既婚・未婚別に見ますと、「はい」という回答は、既婚者は各年代とも40%台であまり大きな差は見られませんが、未婚者は年代が上がるにつれ増えていることがわかります。また同じ年代では、20代・30代は既婚者の方が、40代・50代は未婚者の方が、「はい」という回答が多くなっています。一方、居住形態別に見ますと、やはり賃貸より持家に住んでいる人の方が、今住んでいる地域に一生住み続けたいという意向が強いようです。定年になるまで、今の会社にいたいと考えている人は38.3%、既婚の20代は僅か14.3%、未婚の30代も26.8%に留まりますが、反対に、既婚の40代は53.1%、既婚の50代は63.6%と若い年代に比べて多くなっています。もし、転勤辞令が出たら、「条件に関係なく承諾する」人は28.8%、50代の既婚者は39.4%で最も割合が高くなっています。転勤辞令を条件に関係なく承諾する理由のトップは「会社の指示に従うのは当然だから」で64.2%、以下「転勤する事に抵抗がないから」42.8%、「会社を解雇されたくないから」37.0%と続いています((2)に続く)。