女性の転職に関する調査 |
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調査結果の概要
ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(株)が運営する、転職サイト『イーキャリア』は、転職経験者もしくは転職活動中の25歳から34歳の女性の有職者に対し転職に関する調査を行いました。転職経験者に、現在転職をしたいと思うか聞いたところ、「現在転職活動中」7.5%を含む59.7%が「転職したいと思う」と回答しました。同様に、現在の仕事にどの程度満足しているか聞いたところ、『満足している(「とても満足している」7.0%+「やや満足している」54.2%)』が61.2%となり、6割以上が現在の仕事に満足していることがわかりました。転職をした理由もしくは転職活動をしている理由を尋ねたところ、最も多かったのは、「勤務時間や休日など待遇の良い職場で働きたいから」43.3%でした。また、転職する際、最も重視するポイントでは、「給与」82.3%がトップ、以下「休日」63.8%、「勤務時間」61.5%と続きました。未婚者に、結婚・出産をしても仕事を続けたいと思うか聞いたところ、「結婚をして子どもができたら一旦は仕事を辞め、子どもが大きくなったら仕事をしたい」が41.6%、「結婚して、子どもができても仕事を続けたい」35.6%となりました。年代別で見ると、20代後半では「結婚をして子どもができたら一旦は仕事を辞め、子どもが大きくなったら仕事をしたい」がトップで46.8%、30代前半では「結婚して、子どもができても仕事を続けたい」がトップで41.6%となりました。「結婚して、子どもができても仕事を続けたい」と回答した人に、実際に子どもを育てながら仕事をすることになった場合、職場でどのようなことを気にするかを尋ねました。「急な休みや早退が可能かどうか」78.1%と「職場の人が育児に対する理解があるかどうか」74.6%が7割を超えました。年代別で見ると、20代後半では「職場の人が育児に対する理解があるかどうか」で80.8%と30代前半よりも10pt以上高く、また、30代前半では「育児休暇取得後復帰するにあたり、体力がついていけるかどうか」が32.3%と、3人に1人が体力に関して気にしていることがわかりました。続いて、実際に子どもを育てながら仕事をすることになった場合、会社に対してどんな制度やサポート体制を求めるかを聞いたところ、「育児休業給付制度」が83.3%となり、「産前・産後休暇中の給料」64.0%、「出産手当金制度」59.6%、「育児時短制度」58.8%、「社内託児所」53.5%と多くが育児と仕事の両立のため、会社に対し各種制度やサポートを求めている様子がうかがえます。また、年代別に見ると、30代前半では「在宅勤務制度」が25.8%と4人に1人が在宅勤務制度を求めていることがわかりました。
調査結果
- 結婚・出産をしても仕事を続けたいと思うか(未婚者)(単一回答形式) (単位:%)
- 子育てをしながら仕事をすることになった場合、職場で気にすること(「結婚して、子どもができても仕事を続けたいと回答した人」)(複数回答形式) (単位:%)
全体
(n=114)20代後半
(n=52)30代前半
(n=62)急な休みや早退が可能かどうか 78.1 78.8 77.4 職場の人が育児に対する理解があるかどうか 74.6 80.8 69.4 育児休暇取得後復帰するにあたり、仕事についていけるかどうか 42.1 42.3 41.9 育児休暇取得後復帰するにあたり、キャリアアップや評価に影響はないかどうか 32.5 36.5 29.0 自分と同じような立場の人がいるかどうか 31.6 32.7 30.6 育児休暇取得後復帰するにあたり、体力がついていけるかどうか 25.4 17.3 32.3 - 子育てをしながら仕事をすることになった場合、会社に求める制度やサポート(「結婚して、子どもができても仕事を続けたいと回答した人」)(複数回答形式) (単位:%)
全体
(n=114)20代後半
(n=52)30代前半
(n=62)育児休業給付制度 83.3 82.7 83.9 産前・産後休暇中の給料 64.0 65.4 62.9 出産手当金制度 59.6 57.7 61.3 育児時短制度 58.8 67.3 51.6 社内託児所 53.5 55.8 51.6 育児休業者職場復帰給付金 36.0 36.5 35.5 在宅勤務制度 19.3 11.5 25.8