第15回 新成人意識調査(3)

  • 調査期間
  • 2009/12/18~2009/12/21
  • 調査対象
  • 2010年1月に成人式を迎える全国の独身男女(1989年4月2日~1990年4月1日生まれ)800人(男女各400人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

((2)より続く)結婚観や恋愛について聞いてみました。「結婚をするなら恋愛を経て結婚をしたい」72.5%(男性68.0%、女性77.0%)、「経済的な基盤ができないと結婚はできない」47.1%(男性40.3%%、女性54.0%)、「自分は結婚できないのではないかと思うことがある」42.1%(男性34.0%、女性50.3%)などが上位に挙げられ、男女別で見ると、いずれも女性の割合が多く、恋愛については、「恋愛は重要」と56.4%が考えているものの、「今の自分は異性との交際に積極的ではない」49.3%と、交際状況が低調なのを自覚しているようです。しかし、「今後は異性との交際を積極的にしたい」も24.9%と、今後への意欲もやや低い様子が窺えました。将来子どもがほしいと思いますか?と尋ねると、84.2%が「ほしい」(男性85.5%、女性82.8%)と回答、その理由を聞くと、「子育てによって自分も成長できる」59.7%(男性52.3%、女性67.4%)、「子どもがいると生活の励みになるので」57.7%(男性55.8%、女性59.5%)が上位となりました。一方、「子どもはほしくない」と回答した新成人のその理由は、「子どもを育てる自信がないので」が51.2%と最高値となっています。次いで「お金がかかるので」48.0%でした。新成人に、子どもを持つにあたっての不安・心配を尋ねると、「育児・養育費用」65.6%、「子どもをとりまく社会環境」56.5%、「出産費用」47.4%と費用に関することや環境面などが不安・心配の上位を占めました。子どもについての様々な意見について、賛成するものを挙げてもらいました。一番多かったのは「子どもが小さいうちは、絶対に離婚すべきでない」53.9%で、次いで「子どもを育てていくために、国の援助は必須だ」51.4%となっています。希望する将来の暮らし方は、「家族や友人を大切にする暮らし」51.1%が1位となり、対人関係に対して繊細に対処する2010年新成人らしい結果となりました。

調査結果

((2)より続く)
2010年新成人 結婚観(800人)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
全体男性女性
1結婚をするなら恋愛を経て結婚をしたい72.568.077.0
2経済的な基盤ができないと結婚はできない47.140.354.0
3自分は結婚できないのではないかと思う事がある42.134.050.3
4恋愛と結婚は別だと思う32.830.535.0
5将来結婚しなくても暮らしてはいける28.322.534.0
2010年新成人 恋愛について(800人)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
全体男性女性
1恋愛は重要である56.457.555.3
2今の自分は異性との交際に積極的ではない49.347.351.3
3交際相手に束縛されたくない42.131.053.3
4交際相手を作るには、自分に見た目は大事である42.039.544.5
5交際相手の浮気は許せない35.628.842.5
将来子どもはほしい (単位:%)
2010年新成人 子どもがほしい理由(800人)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
2010年新成人 子どもがほしくない理由(800人)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
子どもを持つにあたっての不安・心配(800人)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
2010年新成人 子どもに関する意見(800人)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
将来希望する暮らし方(800人)(複数回答) (単位:%)
調査実施先:(株)オーネット