2010年 新成人に関する調査 |
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調査結果の概要
インターネット調査会社の(株)マクロミルは、今年(2010年)、成人式を迎える全国の新成人を対象に、『2010年新成人に関する調査』を実施いたしました。まず、日本の未来と自分の未来について尋ねてみたところ、日本の未来については、「暗いと思う(「暗いと思う」17.8%+「どちらかといえば暗いと思う」61.4%)」と回答した人は79.2%でした。一方、自分の未来については、「明るいと思う(「明るいと思う」8.9%+「どちらかといえば明るいと思う」51.4%)」と回答した人は60.3%となりました。日本の未来について景気や雇用情勢に対し悲観的な声が挙がる一方、自分の未来については『目標を明確にして努力している』『気持ちだけでも明るく』と前向きなコメントが寄せられました。将来の夢があるかを尋ねたところ、「ある」と回答した人は59.1%、「今のところない」と回答した人は32.9%、「わからない」と回答した人は7.9%でした。新成人の考え方を見てみますと、『成人式は必要である』という項目に対して「そう思う」と回答した人は63.2%でした。また、『国民年金を支払うのは国民の義務である』という項目に対しては76.9%、『成人したら大人としての自覚が必要だ』という項目に関しては88.0%となりました。政治・選挙・経済に対する関心を尋ねたところ、政治に対して「関心がある」と回答した人は73.3%、選挙に対しては62.8%となりました。また、経済に対して「関心がある」と回答した人は78.9%となりました。これから日本が取り組むべきと思うことは、「景気の回復」71.7%が最も高く、以下「雇用対策」65.3%、「医療・介護等の社会保障の充実」53.1%となっています。『理想の大人』の有無を尋ねたところ、「いる」と回答した人は46.9%となりました。男女別に見ると、男性で「いる」と回答した人は41.9%に対し、女性では51.9%と、男性に比べやや多い割合になっています。理想の大人はどのような関係の人なのかを尋ねたところ、全体では「父親」43.4%が最も多く、次いで「母親」41.7%、「教師や教授」28.9%となりました。男女別に見ると、男性では「父親」39.8%が最も高く、次いで「教師や教授」26.9%となっています。一方、女性では「母親」54.5%が最も高く、次いで「父親」46.3%となっています。男女とも同性の親を理想像とする傾向が見られました。20歳になって(なったら)嬉しいと思うことについて尋ねたところ、「お酒が飲める」48.8%が最も多く、次いで「選挙で投票できる」33.5%、「一人前の大人として見てもらえる」23.6%となっています。男女別に見ると、男性では「選挙で投票できる」が38.0%と女性の29.1%に比べ高い割合となりました。
調査結果
※ 政治 選挙 経済 「関心がある」 計 73.2 62.8 78.5 「関心がない」 計 26.7 37.2 21.5 - これからの日本が取り組むべきだと思うことは何ですか。(n=516)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
- あなたには、“理想の大人”はいますか。 (単位:%)
- その“理想の大人”はどのような関係の方ですか。(“理想の大人”がいる人)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
全体 男性 女性 1 父親 43.4 39.8 46.3 2 母親 41.7 25.9 54.5 3 教師や教授 28.9 26.9 30.6 4 俳優・芸能人 15.7 14.8 16.4 5 祖父母 14.9 11.1 17.9 - 20歳になって(なったら)嬉しいと思うことを、お知らせください。(n=516)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
全体 男性 女性 1 お酒が飲める 48.8 48.1 49.6 2 選挙で投票できる 33.5 38.0 29.1 3 一人前の大人として見てもらえる 23.6 26.4 20.9 4 親の同意なしにクレジットカードを持てる 18.4 18.6 18.2 5 成人式に出ることができる 12.8 12.0 13.6 問合せ先:マクロミル広報室
Mail:press@macromill.com