副業に関する意識調査

  • 調査期間
  • 2009/11/13~2009/11/18
  • 調査対象
  • 全国の25歳~49歳の現在副業を行なっている人(正社員) 400人(男性250人、女性150人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(株)が運営する転職サイト『イーキャリア』は、25歳から49歳の現在副業を行っている人(正社員)に対し、副業に関する意識調査を行いました。まず、現在副業を行っている正社員に、現在どのような副業を行っているかを聞いたところ、最も多かったのが「接客系、セールス系(コンビニ店員やショップスタッフ)」29.8%、以下「教育系(塾や教室の講師)」9.8%、「ガテン系(工事現場や警備員)」9.3%と続きました。男女別に見ると、どちらも「接客系、セールス系(コンビニ店員やショップスタッフ)」がトップですが、次に多い副業は、男性では「ガテン系(工事現場や警備員)」13.2%、「ネットビジネス系(ネットオークション)」10.0%、女性では「教育系(塾や教室の講師)」14.0%、「医療・福祉関連」11.3%となり、違いが見られました。副業を始めたきっかけは、「毎月の収入が減ったため」42.8%が最も高く、次に「気分転換のため」23.3%、「時間に余裕ができたため」19.5%となりました。男女別で見ると、きっかけの多くは「毎月の収入が減ったため」と同じものの、女性では「気分転換のため」が男性よりも高い結果となり(男性18.8%、女性30.7%)、男性では「ボーナスが減ったため/なくなったため」が女性よりも高く(男性20.0%、女性9.3%)、女性と比較し金銭的危機感が強いようです。次に、副業を探す際、興味をもった副業と検討した副業について尋ねました。興味をもった副業の上位3位は「接客系、セールス系(コンビニ店員やショップスタッフ)」38.3%、「ネットビジネス系(ネットオークション)」26.3%、「代行ビジネス系、サービス系(ベビーシッターや運転代行)」20.5%。検討した副業の上位3位も同様に、「接客系、セールス系(コンビニ店員やショップスタッフ)」41.3%、「ネットビジネス系(ネットオークション)」22.3%、「代行ビジネス系、サービス系(ベビーシッターや運転代行)」17.5%という結果となりました。実際に副業をするにあたり、気にしたポイントを聞きますと、本業への悪影響を考慮してか、「本業との両立が可能であること」87.8が1位となりました。男女別で見ると、「初期投資コストがかからないこと」では男性が高く(男性:53.2%、女性:32.0%)、反対に「期待できる収入金額が多いこと」では女性が高くなっており(男性:26.0%、女性33.3%)、男性は初期投資額に関してシビアに考え、女性は収入金額に期待をしている様子が伺えます。全員に携帯電話を使って副業を行っているかを聞いたところ、23.5%が「行っている」と回答、やはり年代が若いほど携帯電話使用率は高くなっており、20代後半では36.4%、30代では27.4%、40代では14.5%という結果となりました。最後に、芸能界の『副業王』といえば誰かを聞いてみたところ、1位は焼肉店を経営していることで有名な「たむらけんじさん」でした。

調査結果

現在行なっている副業(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
全体
(n=400)
男性
(n=250)
女性
(n=150)
接客系、セールス系(コンビニ店員やショップスタッフ)29.824.039.3
教育系(塾や教室の講師)9.87.214.0
ガテン系(工事現場や警備員)9.313.22.7
医療・福祉関連9.07.611.3
ネットビジネス系(ネットオークション)8.510.06.0
副業を始めたきっかけ(複数回答形式)(上位6位まで) (単位:%)
全体
(n=400)
男性
(n=250)
女性
(n=150)
毎月の収入が減ったため42.845.238.7
気分転換のため23.318.830.7
時間に余裕ができたため19.517.223.3
スキルアップのため17.518.416.0
ボーナスが減ったため/なくなったため16.020.09.3
人に勧められたため16.014.019.3
興味を持った副業(全体:n=400)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
検討した副業(全体:n=400)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
副業選びで気にしたポイント(複数回答形式) (単位:%)
全体
(n=400)
男性
(n=250)
女性
(n=150)
本業との両立が可能であること87.886.090.7
初期投資コストがかからないこと45.353.232.0
金銭的リスクがないこと30.331.628.0
期待できる収入金額が多いこと28.826.033.3
専門知識がなくても可能であること27.325.230.7
作業時間がかからないこと17.519.214.7
流行のものであること4.04.43.3
その他2.02.41.3
携帯電話での副業(単一回答形式) (単位:%)
携帯電話を使って「副業をしている」と回答した人に、副業で使用する携帯電話の1日の利用時間を聞いたところ、「1時間以上2時間未満」が27.7%、「30分以上1時間未満」が21.3%となっており、それ以上利用している人を含めると、69.2%の人が1日のうちで30分以上携帯電話を使って副業を行っているようです。男性においては、「2時間以上」と回答した人が26.6%おり、副業をするにあたり長時間携帯電話を使用している人もいることがわかりました。
芸能界の“副業王”といえば?(自由回答形式) (単位:人)
1たむらけんじ73
2田中義剛50
3島田紳助49
4はるな愛17
5小倉優子11
6神田うの10
7坂東英二9
8梅宮辰夫9
9北野武8
10千昌夫5
(敬称略)
調査実施先:ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(株)<「イーキャリア」調べ>