通勤の実態に関する調査 |
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調査結果の概要
不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は、『勤労感謝の日』に合わせ、20代から50代の既婚男性サラリーマン600人に対し、「通勤」の実態に関する調査を行った。今回の調査では、片道の通勤にかけている時間の平均が「1時間00分」で、『持家』に住んでいる人は若い世代ほど通勤時間が短いことなどが明らかになった。回答者の居住地では、およそ4割が「東京都」38.7%に住んでおり、以下「神奈川県」24.7%、「埼玉県」21.0%、「千葉県」15.7%の順となっている。通勤の手段を尋ねたところ、「電車」66.8%が圧倒的に多く、これに「自動車」21.3%が続いている。この2つ以外の手段はいずれも1割にも満たなかった。通勤時間『1時間』あたりの価値を聞いたところ、最も多い回答は「1,000円」で17.2%、以下、僅差で「3,000円」15.5%、「5,000円」15.3%と続き、「1万円以下」が9割以上を占め、平均は「8,066円」だった。
調査結果
- 現在、どちらにお住まいですか?(n=600) (単位:%)
- あなたの主な通勤手段は?(n=600)(複数利用の場合は最も移動時間の長いもの) (単位:%)
- 【通勤時間の平均(片道)】
現実 理想 限界 時間(平均) 1時間00分 34分 1時間28分 - 【現在の通勤時間の平均/賃貸・持家別】
20代 30代 40代 50代 賃貸 56分 58分 62分 55分 持家 53分 58分 59分 68分 - 現在の片道通勤時間は、最短「0分」から最長「2時間30分」までさまざまで、平均は「1時間丁度」。理想の通勤時間を聞いたところ、最短「0分」から最長「1時間30分」まであり、平均は「34分」に。そのうち「0分」という回答は僅かで、ホームオフィス(在宅勤務)は必ずしも理想ということではなさそう。また、現状と理想が同じだったり、理想の方が長かったりする場合もあり、サラリーマンにとって“通勤時間”は“痛勤”ばかりではなく、一人で自由に使える貴重な時間なのかもしれない。また、賃貸・持家別に調べたところ、持家では20代と50代で「15分」もの差が出ており、不動産価格の下落により、最近購入したと思われる若い世代ほど都心に近い物件に住めるようになっていることが窺える。一方、通勤時間の限界については、最短が「15分」、最長は「3時間」で、平均は「1時間28分」。「3時間」という回答は30代の人に多く見られた。
- 妻のために、あとどれくらい通勤時間が長くても耐えられるか?~これは、夫婦仲が大きく影響すると思われるが、結果は最短「0分」から最長「2時間」までさまざま。ちなみに、「0分」と答えたのは、20代8.0%、30代4.7%、40代5.8%、50代5.8%で、全体では5.8%。逆に言えば、94.2%の人が「妻のためなら多少通勤時間が長くなっても我慢できる」と考えている。平均は「37分」となったが、はたして当の奥様はどのように感じられるのだろうか?
- 通勤時間“1時間”をお金の価値に代えるとしたら?(上位5位) (単位:%)
- ※最低:0円 最高:12万円
- 1週間のうち、夫婦一緒に夕食を食べる回数は?(「7回(毎日)」と回答した人の割合) (単位:回)
20代 30代 40代 50代 平均 18.8 27.7 36.6 16.8 16.8 - ※会社からの帰宅時間は、平均「20時45分」
- 1週間のうち、夫婦一緒に夕食を食べる回数を聞いたところ、「7回(毎日)」という回答が全体の16.8%に。特に40代は36.6%と突出している。平均帰宅時間が20時台とはいえ、意外に思われる方も少なくないのでは?不況の影響、それとも愛妻家が多いためか?なお、平均は「3.7回/週」という結果だった。
調査対象 : 東京都内に勤める20~50代の既婚(妻と同居している)男性サラリーマン600人の年齢内訳 20歳~29歳 30歳~39歳 40歳~49歳 50歳~59歳 (%) 16.7 31.7 31.7 20.0
調査実施先:アットホーム(株)