2009年 サラリーマンの小遣い調査

  • 調査期間
  • 2009/04/18~2009/04/19
  • 調査対象
  • 全国の20代~50代の男性サラリーマン 500人(各世代125人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

新生フィナンシャル(株)が実施した「2009年 サラリーマンの小遣い調査」によると、この春、お小遣いが「アップした」7.6%という人は全体で1割に満たなかった。年代別で見ると20代で16.8%と最も数値が高かったが、それ以外の年代では概ね10%を下回り、また、年代が上がるごとに数値が下がっている。お小遣いの使い道として、絶対に外せないものでは「昼食代」57.2%が1位。これに「趣味の費用」50.6%、「飲み代」44.8%などが続いている。最近、不安を感じる事として、「老後」45.8%や「自分の将来設計」44.0%、「会社の将来性」43.2%などいずれも『将来』に関わる事が上位に挙げられた。年代別に見ると、「老後」については50代(65.6%)、「自分の将来設計」については20代(51.2%)、「会社の将来性」については40代(52.8%)が最も不安を抱いていることが明らかになった。この一年間の経済状況の変化を受けて、ライフスタイルや自身の考え方、価値観で大きく変わったことでは、4人に1人以上が、「政治、経済により興味を持つようになった」28.4%を挙げており、混迷する政治・経済に多くのサラリーマンが関心を寄せている様子がうかがえる。年代別で見ると、30代が他の世代と比較して、「家族との時間を大事にするようになった」23.2%や「頼れるのは自分自身と、考え方が自分中心になった」22.4%と答えた人が多くなっており、家族や自分のことなど個人的な関係に関心を向けている模様。20代は『自身の将来』、40代は『会社の将来』、50代は『老後』というようにそれぞれ特定の不安要素に対して大きな反応を見せている。

調査結果

【参考データ】
2009年のサラリーマンの平均小遣い額と理想の小遣い額
<平均小遣い額>
全体平均  45,600円(100円台未満は四捨五入)
■年代別 2009年■未既婚別■子ども有無
20代  =  45,600円
30代  =  47,300円
40代  =  43,200円
50代  =  46,200円
未婚  =  55,700円
既婚  =  39,700円
あり  =  36,900円
なし  =  54,100円
■奥さんの就業状況■居住地域
専業主婦  =  38,200円
共  働  き  =  41,000円
首都圏  =  50,600円
関西圏  =  46,000円
東海圏  =  39,900円
その他  =  41,100円
<理想の平均小遣い額>
全体平均  72,900円(100円台未満は四捨五入)~現実の小遣いとの差は27,300円
■年代別(差額)■未既婚別■子ども有無
20代  =  68,100円(22,500円)
30代  =  74,100円(26,800円)
40代  =  76,000円(32,800円)
50代  =  73,200円(27,000円)
未婚  =  84,000円(28,300円)
既婚  =  66,300円(26,600円)
あり  =  61,500円(26,600円)
なし  =  83,800円(29,700円)
■奥さんの就業状況■居住地域
専業主婦 = 64,300円(26,100円)
共  働  き = 68,100円(27,100円)
首都圏  =  87,400円(36,800円)
関西圏  =  72,400円(26,400円)
東海圏  =  53,700円(13,800円)
その他  =  61,400円(20,300円)
この春、貴方のお小遣いはどのように変化しましたか? (単位:%)
【参考データ】
1日の昼食代・1ヶ月の外食回数・1回の飲み代/平均
昼食代(円)外食回数(回)飲み代(円)
全体5903.35,170
20代5803.84,360
30代6003.64,880
40代5402.65,380
50代5803.06,050
小遣いの使い道として、必要不可欠なものは何ですか?(全体) (単位:%)
最近、どのような事に不安を感じていますか? (単位:%)
全体20代30代40代50代
老後45.833.643.240.865.6
自分の将来設計44.051.244.836.843.2
会社の将来性43.240.046.452.833.6
年金39.830.441.633.653.6
リストラ/減給28.025.628.832.025.6
日本の政治24.823.227.224.824.0
親の介護24.220.024.825.626.4
職場の人間関係23.429.623.219.221.6
身体的な問題22.417.627.226.418.4
子どもの教育21.411.229.631.213.6
この一年間の経済状況の変化を受けて、ライフスタイルや自身の考え方、価値観で大きく変わったことは? (単位:%)
全体20代30代40代50代
政治、経済に、より興味を持つようになった28.428.830.425.628.8
頼れるのは自分自身と、考え方が自分中心となった17.618.422.413.616.0
家族との時間を大事にするようになった16.414.423.212.815.2
エコ生活を始めた16.216.815.214.418.4
リストラや減給で、会社に対する忠誠心がなくなった12.8  8.812.812.017.6
勉強のための費用や時間を費やした11.820.017.6  6.4  3.2
農業などに興味を持つようになった10.6  5.616.811.2  8.8
芸術・文化の時間を増やした  6.6  6.4  8.8  4.8  6.4
社外の人とのネットワークを広げるようになった  6.0  7.2  5.6  3.2  8.0
投資をやめ、貯蓄に切り替えた  4.2  2.4  4.0  2.4  8.0
調査実施先:新生フィナンシャル(株)