生活意識に関するアンケート調査(第37回) |
|
|
調査結果の概要
日本銀行が全国の満20歳以上の男女を対象に「生活意識に関するアンケート調査(第37回)」を実施した。その結果を12月の前回(第36回)調査の数値と比較した。1年前と比べた現在の景況感は「良くなった」が僅かに減少、「悪くなった」が6.6ポイント増加。一方、現在と比べた1年後の景況感は「良くなる」が3.7ポイント増加し、「悪くなる」が10.7ポイント減少した事から、景況感は前回調査よりかなり改善した。金利水準についての見方は「金利水準が低すぎる」との回答が前回調査の46.2%から43.7%に2.5ポイント減少した。現在の暮らし向き(1年前対比)は「ゆとりが出てきた」が変わらず、「ゆとりがなくなってきた」は1.0ポイント減少している。1年前と比べた収入の増減では、「増えた」が0.2ポイント減少し、「減った」が6.7ポイント増えている。また、支出の増減については、「増えた」が9.0ポイント減少し、「減った」が4.0ポイント増加した。1年後を見た勤労者の勤め先での雇用・処遇についての不安は「あまり感じない」が1.4ポイント減少した一方、「かなり感じる」は1.9ポイント増えている。「少し感じる」は0.2ポイント減少した。日本銀行に対する関心や認知度等について尋ねると、「日本銀行の活動に日頃から関心がある」については、前回調査の23.5%から25.6%に増加。「日本銀行は私たちの生活に関心がある」についても前回調査の69.7%から71.6%と1.9ポイント増加している。「日本銀行を信頼している」との回答は前回調査より2.6ポイント増加し、「信頼していない」との回答は変わらなかった。