第14回 新成人意識調査(1) |
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調査結果の概要
2009年新成人は、1988年4月2日から1989年4月1日の間に生まれた最期の昭和人と初代の平成人である。彼らは現在、及び今後の生活、恋愛や結婚、家族、仕事についてどのように考えているか。09年に成人式を迎える未婚男女を対象に調査を行ったところ、09年の新成人は「人からペースを崩されたくない」90.1%、「理想が高い」71.3%とマイペース志向が強いが、その一方で「人に気を遣うタイプ」82.9%という人も多い。今、抱えている不安を尋ねると、「今後の進路」69.0%、「自分の今の仕事や勉強」49.6%、「今の生き方」46.6%など20歳の若者らしい事柄が挙げられた。その相談相手は「同性の友達・同僚」59.4%が最多で、次いで「母親」40.7%。しかし「誰にも相談はしない」20.4%という人も2割いる。2009年1月に成人式を迎えるが、20歳の自分を『おとな』だと「思っている」24.8%新成人は4人に1人の割合に過ぎず、75.2%が「思わない」と回答している(男性69.3%より女性81.1%で目立つ)。おとなだと思わない理由第1位は「経済的に自立していない」39.1%。一方、おとなだと思う理由では「新成人になる(なった)」35.9%と極めてシンプルな理由を挙げている。現在、成人年齢を18歳に引き下げる案が出ているが、議論されるであろう項目を挙げて各々の賛否を聞いた。すると、『成人年齢を18歳にする』事に賛成する割合は19.5%に留まり、『選挙権』については4割台に分かれ、反対が多い中、唯一『少年法を18歳から適用外にする事』については70.3%が賛成を唱えている(2に続く)。