電通消費実感調査(2008年8月度)

  • 調査期間
  • 2008/08/25~2008/09/07
  • 調査対象
  • 東京圏30km圏の学生を除く18歳~69歳の男女 663人
  • 調査方法
  • 訪問面接法

調査結果の概要

(株)電通発表の「電通消費実感調査(2008年8月度)」によると、景気の見通しは「良くなる」と考えている人が5.7%と、半年前の2008年2月(以降、半年前と称する)より6.5ポイント低下。一方、「悪くなる」は12.6ポイント増加しており、今後の景気見通しは前回調査と同様に後退している。18歳から59歳の人を対象に雇用不安について尋ねると、現状で雇用不安を感じている人は42.2%と、半年前と同じ数値で、「感じていない」は5.7ポイント減少。世帯収入の見通しは「増える」が20.8%と、半年前より2.6ポイント減少し、「減る」は24.6%と、1.2ポイント増加している事から、前回調査より僅かに見通しは後退し、相変わらず悲観的な見通しが続いている。今後1年位を考えた時の自分の暮らし向き予想について、「良くなる」が半年前の19.5%から13.9%と減少し、「悪くなる」が26.5%から32.7%と3割台に移っている事から、暮らし向き予想は後退している。1年前と比べた支出の引き締めは「引き締めていない」が半年前の27.8%から25.3%へと減少。「引き締めている」は35.3%から36.3%へと1ポイント増えている。日常の消費行動に目を向けると、食費について「費用は惜しまない」という積極派は34.7%と、半年前(39.2%)より4.5ポイント減少しており、消費意識は後退している。ファッションに対する支出意欲を見ると「お金は惜しまない」積極派は25.5%と、半年前の23.9%から1.6ポイント増加。一方、「支出を抑える」抑制派も48.4%から50.5%と増加している。レジャーへの支出意欲は、積極派は40.9%から42.2%へと1.3ポイント増加したものの、抑制派も28.5%から32.9%へと増加している事から、ファッションとレジャーに関する支出意欲は、積極派、抑制派ともに増加している。

調査結果

景気見通し (単位:%)
雇用不安(18歳~59歳) (単位:%)
世帯収入の見通し(18歳~59歳) (単位:%)
暮らし向き予想 (単位:%)
現在の支出の引き締め(1年前との比較) (単位:%)
日常の消費行動
<食費> (単位:%)
今後の購買・レジャー意欲
<ファッション支出意欲> (単位:%)
<レジャー支出意欲> (単位:%)
調査実施先:(株)電通