企業の人材開発に関する実態調査(2)

  • 調査期間
  • 2008/01/12~2008/02/13
  • 調査対象
  • 従業員300人以上の企業 233社
  • 調査方法
  • 郵送配布・回収法

調査結果の概要

(1より続く)選抜型育成教育の対象者の1回あたりの選抜人数は「10~20人」とする企業が最も多く46.0%、以下「10人未満」31.0%、「21~30人」15.0%の順となっており、選抜方法は「ラインによる推薦」62.2%が6割を占め、「過去の人事評価」45.9%、「論文審査」11.2%などが上位に挙げられている。選抜に漏れた人材に対するフォローについては「行なっていない」84.0%とする企業が大半であった。実施している教育内容・手段は「経営戦略、マーケティング、財務など経営管理知識の教育」89.0%と「リーダーシップ研修」86.0%の2つが多く、3番目は「自社組織課題の解決」66.0%だった。また、外部教育機関で利用率が高いのは「異業種交流」84.6%で、実施企業の殆んどが利用している。これに「経営戦略、マーケティング、財務など経営管理知識の教育」77.5%、「リーダーシップ研修」70.0%が続いている。教育の効果についてトップマネジメントが高く評価しているという設問に対して「ややあてはまる」とした企業が57.0%で最も多く、「あてはまる」20.0%を加えると、肯定的な評価は77.0%に及ぶ。育成された人材が、事業・組織をリードする働きをしているという設問に「あてはまる(「あてはまる」+「ややあてはまる」)」とする割合は87.0%と極めて高く、また、育成された人材が、実際に事業部長や役員など経営幹部に登用されているという設問に「あてはまる(「あてはまる」+「ややあてはまる」)」とする割合は77.0%に上っている。

調査結果

1より続く
1回あたりの選抜人数(次世代リーダーの選抜型教育を実施している企業) (単位:%)
対象者の選抜方法(同上) (単位:%)
選抜に漏れた人材に対するフォロー(同上) (単位:%)
実施している教育内容・手段(同上) (単位:%)
実施している教育内容・手段(次世代リーダーの選抜型教育を実施している企業)
<※外部教育機関を利用> (単位:%)
※各内容・手段を実施している企業のみ回答
教育の効果(同上)
<教育の効果についてトップマネジメントが高く評価している> (単位:%)
「あてはまる(「あてはまる」+「ややあてはまる」)」の割合:77.0%
「あてはまらない(「あてはまらない」+「ややあてはまらない」)」の割合:23.0%
<育成された人材が、事業・組織をリードする働きをしている> (単位:%)
「あてはまる(「あてはまる」+「ややあてはまる」)」の割合:87.0%
「あてはまらない(「あてはまらない」+「ややあてはまらない」)」の割合:13.0%
<育成された人材が、実際に事業部長や役員など経営幹部に登用されている> (単位:%)
「あてはまる(「あてはまる」+「ややあてはまる」)」の割合:77.0%
「あてはまらない(「あてはまらない」+「ややあてはまらない」)」の割合:21.0%
調査実施先:学校法人 産業能率大学 総合研究所 ソリューションシステム開発部