2008年度「幹部・リーダーの意識」調査結果

  • 調査期間
  • 2008/05~2008/06
  • 調査対象
  • 全国で開催している“幹部候補生スクール”やリーダー養成セミナーを受講する中堅・中小企業の管理職の皆さん635人
  • 調査方法
  • 自記式法

調査結果の概要

(株)タナベ経営では、全国で開催中の幹部・リーダー対象のセミナー受講者に対し、標記のアンケートを実施した。現在、仕事にやり甲斐を感じているかとの設問に、「かなりある(感じている)」という回答は40.5%、「まあまあある(同)」は51.7%だった。研修参加者の回答である事を差し引いても、納得・充実感は高いといえる。次に具体的な仕事観に目を向けると、今後目指したいポジションは「上級幹部クラス」33.3%と「役員クラス」32.9%が拮抗しており、「経営者」までと考えている人は16.8%、「管理職でない専門職」は7.1%だった。また、仕事とプライベートのバランスについては、「やや仕事を優先」は52%、「仕事が最優先」は41%という状況だった。しかし、部下に対しては「どちらも両立させるべき」が54%と、「できるだけ仕事を優先させるべき」33%を上回っており、寛大な様子が窺える。幹部・リーダーにとって永遠の課題である『部下や後輩の指導・育成』の現状は?現在、部下や後輩への指導・育成が「全体的にうまくいっている」のは30.5%、3人に1人の割合であった。「うまくできない」という回答者にその理由を尋ねると、「忙しくて時間が取れない」18.4%、「お互いの信頼関係が築けていない」14.0%、「何をすれば良いのか、やり方がわからない」12.3%などが多く、やってはいるが指導効果が上がらないというよりも、上司側の理由でやれていないというのが実状のようだ。次に、部下指導・育成において大切な事は何かを問うと、「仕事の与え方(どんどん経験を積ませる等)」がトップで12.8%、以下「部下の仕事の内容・現状の理解」12.6%、「部下の考え・気持ちをよく聞く事」10.9%の順となった。更に、今後、部下や後輩に身につけてほしい事としては、「向上心・チャレンジ精神」60.6%、「責任感」42.1%、「行動力・積極性」34.6%などが上位に挙げられており、リーダー達は『自分で燃えて動いてくれる部下』を望んでいる事が窺える。

調査結果

現在、貴方は仕事にやり甲斐を感じていますか? (単位:%)
今後、目指したいポジションは? (単位:%)
仕事とプライベートのバランス(優先順位)は?
<自分自身のことについて> (単位:%)
<部下・後輩に対して> (単位:%)
現在、部下や後輩への指導・育成は順調ですか?〔複数回答〕 (単位:%)
現在、部下や後輩への指導・育成がうまくいっていない理由は何ですか?(上記設問で「うまくできない」と回答した人)〔複数回答〕 (単位:%)
部下指導・育成において大切な事は何ですか?〔複数回答〕 (単位:%)
今後、部下や後輩に身につけてほしい事は何ですか?〔複数回答〕 (単位:%)
調査実施先:(株)タナベ経営