ビジネスマナーに関する意識調査(1) |
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調査結果の概要
(株)アイデムが同社のビジネスマナー受講の10代以上の男女を対象に実施した標記テーマの調査によると、今までにビジネスマナーに関する教育を受けた事がある人は30.6%で、概ね7割もの人が基本的なビジネスマナーの知識がないまま、仕事に就いている現状が浮き彫りになった。敬語や言葉遣いに自信があるかを尋ねると、「あまり自信がない」65.6%、「全く自信がない」16.0%を合わせて81.6%もの人が『自信がない』と回答し、20代を除けば年代があがるごとにつれて『自信がない』人の割合は減っていくが、働き盛りの30代から40代でも7割以上の人が不安を感じている結果となった。敬語や言葉づかいが難しいと思う場面を挙げてもらうと「電話応対」66.1%がトップで、「接客対応」53.4%、「ビジネス文書」40.2%が続き、男女とも「電話応対」が最多となっているが、女性71.3%の方が男性58.7%より高くなっている。ビジネスマナーとして重要だと思うものでは「言葉づかい」85.6%、「挨拶」81.6%、「身だしなみ」72.7%の3つが他を大きく引き離している。男女別で見てその差が顕著だったのは「電話応対」で、女性39.2%に対して男性25.5%と、約14ポイントの差があった。苦手なビジネスマナーの1位は「言葉づかい」63.9%で、次いで「電話応対」51.6%、「クレーム対応」46.9%という順で続く。こちらでも女性56.7%は男性44.2%を12.5ポイントも上回っている。他人のビジネスマナーで気になるのは「言葉づかい」80.4%が最も多く、「挨拶」57.3%や「身だしなみ」52.4%を大きく引き離している。自分の身だしなみについて「意識している(「とても意識している」+「少しは意識している」)」という人は87.0%で、男性80.7%より女性91.3%で、また、年代が上がるごとに割合が高くなっている(2に続く)。
調査結果
- ビジネスマナー教育受講の有無(計) (単位:%)
- 敬語や言葉づかいの自己評価 (単位:%)
- 敬語や言葉づかいが難しいと思う場面 (単位:%)
計 男性 女性 電話応対 66.1 58.7 71.3 接客対応 53.4 53.5 53.4 ビジネス文書 40.2 38.7 41.2 客先訪問 35.5 43.4 29.9 来客受付 29.9 25.1 33.3 - 重要なビジネスマナー (単位:%)
計 男性 女性 言葉づかい 85.6 83.8 86.9 挨拶 81.6 82.7 80.8 身だしなみ 72.7 71.6 73.5 表情 45.8 43.3 47.6 接客応対 34.3 33.4 35.0 電話応対 33.5 25.5 39.2 報告・連絡・相談 33.1 32.0 33.9 動作、立ち居振舞い 28.1 30.0 26.8 クレーム対応 25.2 29.8 21.9 来客受付 10.6 7.9 12.5
- 苦手なビジネスマナー (単位:%)
計 男性 女性 言葉づかい 63.9 60.5 66.3 電話応対 51.6 44.2 56.7 クレーム対応 46.9 42.0 50.3 ビジネス文書 37.2 37.3 37.2 接客対応 35.0 33.6 36.0 動作、立ち居振舞い 28.9 28.2 29.4 客先訪問 24.2 29.4 20.6 来客受付 19.6 17.6 21.0 表情 18.2 23.3 14.6 席次・席順 15.5 16.4 14.9 - 気になる他人のビジネスマナー (単位:%)
計 男性 女性 言葉づかい 80.4 78.2 82.0 挨拶 57.3 59.2 55.9 身だしなみ 52.4 50.9 53.5 表情 41.6 37.0 44.9 電話応対 38.6 34.1 41.7 接客応対 38.0 38.6 37.6 動作、立ち居振舞い 35.0 35.6 34.7 クレーム対応 22.0 22.9 21.3 来客受付 13.4 12.5 14.0 報告・連絡・相談 10.3 10.9 10.0 - 身だしなみへの意識 (単位:%)
- (次頁へ続く)