生活意識に関するアンケート調査（第33回）

調査結果の概要

日本銀行が全国の満20歳以上の男女を対象に「生活意識に関するアンケート調査（第33回）」を実施した。その結果を12月の前回（第32回）調査の数値と比較した。１年前と比べた現在の景況感について「良くなった」が減少し、「悪くなった」が約15ポイント増加。また、現在と比べた１年後の景況感も「良くなる」が減少し、「悪くなる」が微増した事から、景況感は前回調査より幾分悪化した。金利水準についての見方は「金利水準が低すぎる」との回答が前回調査の57.3％から55.7％へと1.6ポイント減少した。現在の暮らし向き（１年前対比）は「ゆとりが出てきた」が僅かに減少し、「ゆとりがなくなってきた」が3.3ポイント増えている事から、前回調査より悪化した。１年前と比べた収入の増減では、「増えた」が僅かに減少し、「減った」が僅かに増えている。また、支出の増減についても「増えた」が僅かに減少し、「減った」が1.4ポイント増加した。１年後を見た勤労者の勤め先での雇用・処遇についての不安は「あまり感じない」が１ポイント減り、「かなり感じる」も0.5ポイント減ったが、「少し感じる」は僅かに増加した。日本銀行に対する関心や認知度等について尋ねると、「日本銀行の活動に日頃から関心がある」については前回調査の23.7％から24.8％へと僅かに増加。また、「日本銀行は私達の生活に関係がある」についても前回調査の70.9％から72.9％と２ポイント増加している。「日本銀行を信頼している」との回答は前回調査より僅かに減少、「信頼していない」との回答は0.5ポイント微増した。

調査結果