平成19年度 生活保障に関する調査(1) |
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調査結果の概要
(財)生命保険文化センターが全国の18歳から69歳の男女を対象に、3年ごとに実施している「生活保障に関する調査」によると、現在の暮らし向きについては、半数が「楽でも苦しくもない程度である」53.4%と回答。「暮らし向きが苦しい」は32.4%、「暮らし向きが楽」は13.8%となっている。自分や家族の将来のための「生活設計がある」人は33.6%で、6割近くが「生活設計がなし」57.9%という現状が明らかになった。ケガや病気に対する不安の有無を尋ねると、回答者の9割が「不安感あり」89.0%と答え、特に「長期入院による医療費(のかさみ)」57.9%を懸念する声が多く、これに「家族に対する肉体的・精神的負担」46.9%、「公的医療保険があてにできない」39.6%が続いている。また、老後生活に対しては84.6%が「不安感あり」と回答し、「公的年金があてにならない」81.8%を心配する人が圧倒的に多い。自分自身に万一の事(死亡?)があった場合、遺族の生活に対する不安の有無について「不安感あり」と回答した人は67.5%で、不安に感じている事は「遺族の日常生活資金の不足」45.9%や「遺族年金等の公的保障があてにならない」42.8%、「配偶者の老後の生活資金の不足」36.3%などを挙げている(2に続く)。
調査結果
- 現在の暮らし向き(全体) (単位:%)
暮らし向きが苦しい(「苦しい方である」「やや苦しい方である」)=32.4%
暮らし向きが楽(「まあ楽な方である」「楽な方である」=13.8%- 生活設計(※)の有無(全体) (単位:%)
※自分自身や家族の将来をどのようにしたいか、そのための経済的な準備をどうしたら
よいかといった、具体的な生活設計。- ケガや病気に対する不安の有無(全体) (単位:%)
不安感あり(「非常に不安を感じる」「不安を感じる」「少し不安を感じる」)=89.0% - ケガや病気に対する不安の内容(上記設問で「不安感あり」と回答した人) (単位:%)
- 老後生活に対する不安の有無(全体) (単位:%)
調査実施先:(財)生命保険文化センター