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三菱電機2007年「冬の省エネに関する意識調査」 |
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調査結果の概要
関東地区・関西地区在住の主婦500人を対象に、冬の省エネに関する意識調査を行なった。すると、冬の暖房シーズンに家庭内の日常生活の中で省エネを心がけている主婦は93.8%に上り、省エネ意識の高さが浮き彫りとなった。省エネを心がけている主婦にその理由を尋ねたところ、全体では6割以上が「家計が節約できる」64.0%を挙げている。一方、少ない(6.2%)ながら、省エネを心がけていないという主婦にもその理由を尋ねると、「快適な生活を優先したい」が54.8%を占め、「面倒くさい」25.8%の2倍近くとなっている。冬場の寒さに我慢できる室内温度について尋ねると、全体では「20℃」を挙げた主婦が32.4%と最も多く、関東の主婦は33.6%、関西の主婦は31.2%という結果に。更に、関西では3割近くの主婦が「18℃以下」28.4%でも我慢できると答えており、関東の18.4%を大幅に上回っている。暖房器具の使用以外に家庭で実践している冬場の省エネ対策は「靴下をはく」81.0%と「重ね着をする」70.8%が1位2位を占め、「暖かくなったら暖房器具を止める」60.2%、「こまめにドアを閉める」57.2%が続いた。まず、身体を温めてから暖房器具をこまめに止め、更に室内の暖かい空気を逃さぬようドアを閉めると、理にかなった順番で省エネを実践している様子が窺える。冬場のエアコンで気になる事では、全体、関東関西地区いずれも「空気が乾燥する」がトップ。地域別で2位は、関東では「場所によって温度ムラがある」48.4%、関西では“少しでも待てない”気質が現れているためか「温まるまでに時間がかかる」42.4%だった。暖房のランニングコストが最も高いイメージがする暖房器具は「エアコン」38.0%が断然トップ。次いで「電気ストーブ」19.8%、「床暖房」12.0%と続いた。今後の省エネに対する意識を問うと、98.8%の主婦から「現在と同様、あるいは今まで以上にこれからも省エネを心がけていく」という回答が得られた。
調査結果
- 冬の暖房シーズンに家庭内の日常生活の中で省エネを心がけていますか?(全体) (単位:%)
- 冬の暖房シーズンに生活の中で省エネを心がける一番の理由は?(上記設問で「心がけている」と回答した主婦) (単位:%)
- 冬の暖房シーズンに生活の中で省エネを心がけていない一番の理由は?(最初の設問で「心がけていない」と回答した主婦) (単位:%)
- 貴方のお住まいで冬場の寒さに我慢できる室内温度は何度くらいですか? (単位:%)
全体 関東地区 関西地区 1 20℃ 32.4 33.6 31.2 2 18℃以下 23.4 18.4 28.4 3 22℃ 9.0 11.6 6.4 4 19℃ 8.4 8.0 8.8 5 23℃ 8.0 8.0 8.0 6 24℃ 6.8 7.6 6.0 - ☆冬場のエアコン設定温度の平均値(27℃以上を27℃として、18℃以下を18℃として平均値を算出)
全体:22.6℃ 関東地区:23.1℃ 関西地区:22.1℃ - 暖房器具の使用以外に家庭で実践している冬場の省エネ対策は、具体的にどのような事ですか? (単位:%)
全体 関東地区 関西地区 靴下をはく 81.0 81.2 80.8 重ね着をする 70.8 69.9 72.0 暖かくなったら暖房器具を止める 60.2 63.6 56.8 こまめにドアを閉める 57.2 57.6 56.8 暖房する部屋を限定している 49.2 47.2 51.2 - 冬場のエアコンで気になる事は何ですか? (単位:%)
全体 関東地区 関西地区 空気が乾燥する 68.8 70.4 67.2 頭や顔の周りと足元では温度ムラがある 44.0 46.8 41.2 温まるまでに時間がかかる 42.6 42.8 42.4 場所によって温度ムラがある 41.2 48.4 34 ランニングコストが高い 40.8 42.8 38.8 - 暖房のランニングコストが最も高いイメージがする暖房器具は何だと思いますか? (単位:%)
全体 関東地区 関西地区 エアコン 38.0 40.4 35.6 電気ストーブ 19.8 19.2 20.4 床暖房 12.0 10.8 13.2 ホットカーペット 7.0 6.4 7.6 オイルヒーター 6.6 7.2 6.0 - ※“エアコンはランニングコストが高い”というイメージは誤解!12年前に比べて約40%の期間消費電力量しかかからず、省エネ化が進んできましたが、他の暖房器具に比べて高いというイメージが浸透してしまっているようです。
- 今後の省エネに対する意識は?(全体) (単位:%)