新入生アンケート結果 |
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調査結果の概要
熱心な先輩に好印象―“工業高校は怖くない”。神奈川県立向の岡(むかいのおか)工業高校(川崎市多摩区、渡部憲治郎校長)は、2007年度の同校新入生を対象に、同校のイメージ調査を実施した。その結果、入学前に7割以上の生徒が同校に否定的な印象(「荒れている」26%+「怖い」45%)だった。しかし入学後はその割合が逆転し、大多数の生徒が肯定的な印象を持っている事がわかった。アンケートは入学前と入学後のイメージを「怖い」「荒れている」「良い」「その他・普通」の中から選択してもらった。入学前は「怖い」「荒れている」といった否定的な回答が多く、「良い」と回答した生徒は24%に留まった。しかし、入学後は「良い(楽しい)」68%を占め、「普通」23%も加えると9割に達して、入学前に抱えていた否定的な印象を圧倒した。渡部校長は「本校を含めて工業高校には、目的意識を持った生徒が多い。授業に熱心に取り組む先輩の姿を目の当たりにして、工業高校へのマイナスイメージをぬぐい去れたのでは」と分析する。資格取得や工業に対する学習意欲、ものづくりへの興味、就職や自分の将来を考慮し、自身の意思で進むべき道を切り開こうとする若者の姿が窺えるアンケートであった。
調査結果
調査実施先:神奈川県立向の岡工業高等学校