新入生・親子アンケート

  • 調査期間
  • 2007/04/03~2007/04/05
  • 調査対象
  • 実施先(全学部)に入学した学生3,070人(男子1,960人、女子1,110人)とその保護者940人
  • 調査方法
  • 自記式法

調査結果の概要

この4月に東洋大学に入学した大学生とその保護者の半数は、ゆとり教育を評価―そのような結果が同大学のアンケートで明らかになった。03年4月導入のゆとり教育を受けた第2期生に該当する新入生は、高校3年間の授業・学校生活を「受験対策など入試に役立つ授業がたくさんあった」31.7%、「授業以外の自由な時間が多かった」30.0%など、概ね好意的に受け止めており、半数以上がゆとり教育を「良かった」54.7%と回答(保護者では「良くなかった」48.2%が僅かに上回った)。“土曜授業実施”が検討されている事に対しては、新入生の54.8%が反対、一方、当然のように土曜日授業が行われていた世代の保護者は、自身と比較して昨今の学生の“勉強不足”を痛感してか賛成が87.1%に及んだ。将来の仕事選択について尋ねると、新入生・保護者ともに「やりがい」「仕事内容」「給料」が上位3位を占めた。半面、「ブランド(社会的評価)」については、新入生の評価が高く(保護者の数値は6.1%)、「社会貢献性」に関しては保護者、特に父親の回答が多かった。大学生活において、新入生が親から欲しい助言/親が子供(新入生)に必要だと思う助言は…“お金に困ったら相談したい”新入生と“そんなにあてにならないよ!”という保護者のやり取りが浮かぶ痛快な?結果が。双方の1位は「就職や進路」だった。また、自立に関する問いでも「就職する時」でほぼ両者が一致。経済的、精神的とさまざまな自立があるが、おそらくここが“親子の関係性”のターニングポイントではなかろうか?

調査結果

高校3年間の※授業・学校生活をどのように感じましたか?(新入生) (単位:%)
※2003年4月導入の新学習指導要領。
 通称“ゆとり教育”。
ゆとり教育の評価 (単位:%)
“土曜授業実施”が検討されていますが、どのように思いますか? (単位:%)
※( )内の数値は保護者のもの
将来、仕事を選ぶ際に重視する点は?/どのような点を重視して仕事を選んで欲しいですか?
<新入生> (単位:%)
全体男性女性
1やりがい72.570.675.9
2仕事内容70.768.474.8
3給料65.968.261.8
4社会貢献性17.815.322.2
5ブランド(社会的評価)17.519.613.6
<保護者> (単位:%)
全体男性女性
1やりがい76.370.078.1
2仕事内容53.747.455.5
3給料31.029.631.4
4社会貢献性28.129.127.8
5福利厚生19.613.621.3
大学生活において、どのような事柄に親からの助言が必要だと思いますか?
<新入生> (単位:%)
<保護者> (単位:%)
いつ頃、親から自立したい/自立して欲しいと思いますか? (単位:%)
※1.保護者の回答は、既に子どもが自立していると思う時
※2.保護者の回答は、子供が自立しようと思った時
調査実施先:東洋大学