2007年度新入社員「会社や社会に対する意識調査」

  • 調査期間
  • 2007/03/27~2007/04/06
  • 調査対象
  • 実施先主催の新入社員向け公開教育セミナー参加の今年度新入社員702人及び上司・先輩社員50人
  • 調査方法
  • 自記式法

調査結果の概要

2007年度入社の新入社員を対象に意識調査を実施した。まず、新入社員に理想の上司・先輩像を尋ねたところ、「人間的魅力がある」63.0%が最も多く、これに「仕事について丁寧な指導をする」50.6%が続いた。反対に上司・先輩である社員に、新入社員への日頃の対応・指導の仕方における自己評価像を尋ねたところ、「人間的魅力がある」は24.0%、「丁寧な指導をする」は38.0%にとどまった。上司・先輩社員で自分を「仕事を任せて見守る」タイプと見る割合は48.0%となったが、これを理想と考える新入社員は6.0%に過ぎず、また、自分が「部下の意見・要望を傾聴する」(上司・先輩社員36.0%、新入社員18.4%)についても同様で、双方の間で理想像にズレのある事が浮かび上がった。これから仕事をしていく上で、同じ職場の人達や上司との人間関係に「不安はない」新入社員は3割ほどで、あとの7割はやはり程度の差はあれ、不安を抱いているようだ。仕事や職場の悩みを相談したい相手では、「社内の先輩」24.8%と「上司」4.7%を合わせるとおよそ3割で、社内での人間関係がまだ築かれていない新入社員でも、上司や先輩社員を相談相手として期待している。実力主義48.3%か年功序列49.1%か?今年はおよそ半々に割れる結果となった。仕事と生活のバランスについて、氷河期入社組とバブル期入社組、今年の新入社員の3世代に問うと、氷河期入社組は圧倒的に「仕事優先」傾向が強く、バブル期と今年の新入社員は似たような傾向があるが、氷河期に比べると「仕事優先」の割合は10%ほど低い。

調査結果

貴方が理想だと思うのはどのような上司・先輩ですか?(新入社員) (単位:%)
※( )内の数値は、新入社員への日頃の対応・指導の仕方において、自身に近いものとして上司・先輩が回答した割合。
新入社員への日頃の対応・指導の仕方において、自身に近いもの(上司・先輩) (単位:%)
※( )内の数値は、理想だと思う上司・先輩として新入社員が回答した割合。
これから仕事をしていく上で、どの程度不安がありますか?
(新入社員) (単位:%)
仕事や職場の悩みを誰に相談したいですか?(新入社員)(単位:%)
全体男性女性
1社外の友人・知人31.828.338.9
2社内の先輩24.828.516.7
3同僚14.815.513.4
4家族9.06.215.3
5恋人6.65.29.7
6上司4.75.82.3
7社外の先輩3.34.11.4
次のような会社でどちらが魅力的ですか?(新入社員) (単位:%)
貴方は仕事と生活のバランスをどうとりたいですか?(新入社員) (単位:%)
※1 氷河期(入社組~2000年に入社した人)
※2 バブル期(入社組~1989年に入社した人)
調査実施先:(社)日本能率協会