2007年度新入社員「会社や社会に対する意識調査」 |
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調査結果の概要
2007年度入社の新入社員を対象に意識調査を実施した。まず、新入社員に理想の上司・先輩像を尋ねたところ、「人間的魅力がある」63.0%が最も多く、これに「仕事について丁寧な指導をする」50.6%が続いた。反対に上司・先輩である社員に、新入社員への日頃の対応・指導の仕方における自己評価像を尋ねたところ、「人間的魅力がある」は24.0%、「丁寧な指導をする」は38.0%にとどまった。上司・先輩社員で自分を「仕事を任せて見守る」タイプと見る割合は48.0%となったが、これを理想と考える新入社員は6.0%に過ぎず、また、自分が「部下の意見・要望を傾聴する」(上司・先輩社員36.0%、新入社員18.4%)についても同様で、双方の間で理想像にズレのある事が浮かび上がった。これから仕事をしていく上で、同じ職場の人達や上司との人間関係に「不安はない」新入社員は3割ほどで、あとの7割はやはり程度の差はあれ、不安を抱いているようだ。仕事や職場の悩みを相談したい相手では、「社内の先輩」24.8%と「上司」4.7%を合わせるとおよそ3割で、社内での人間関係がまだ築かれていない新入社員でも、上司や先輩社員を相談相手として期待している。実力主義48.3%か年功序列49.1%か?今年はおよそ半々に割れる結果となった。仕事と生活のバランスについて、氷河期入社組とバブル期入社組、今年の新入社員の3世代に問うと、氷河期入社組は圧倒的に「仕事優先」傾向が強く、バブル期と今年の新入社員は似たような傾向があるが、氷河期に比べると「仕事優先」の割合は10%ほど低い。