中高年者の遺産相続に関する調査 |
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調査結果の概要
全国の50歳から79歳の男女を対象に、遺産相続についてアンケート調査を実施した。まず、父親と母親それぞれ死亡している人に、自分が何歳の時に親を亡くしたかを尋ねると、父親死亡時は「50歳以上」29.2%、「40~49歳」27.8%の順に(平均年齢は39.1歳)、一方、母親死亡時は「50歳以上」50.0%の時が半数と圧倒的に多く、次いで「40~49歳」26.5%が続いた(平均年齢は46.4%で、父親よりも遅い)。親が死亡した時に親からの遺産を相続したか?父親の遺産、母親の遺産ともに2割以上の人が相続しており、性別で見ると、女性よりも男性の方が相続している人が多い。兄弟姉妹順位別では、“ひとりっ子”“長子”“次子以降”の順に相続した人が多い事がわかった。金融資産を相続した人がいくら相続したか?平均金額で見ると、父親からは「778万円」、母親からは「631万円」と父親からの方が多い。個人の金融資産残高について、男女ともに「100~500万円未満」の層が一番多く、約4分の1が該当している。子供へ資産をどの程度残したいか?~相続意向を問うと、「資産は生きているうちに適度に使い、残った分を子供たちに遺産相続させたい」75.3%が最も多く、相対的に、男性では「資産はなるべく使わずに、子供たちに遺産相続させたい」13.3%が多く、女性では「子供はいるが、資産は生きているうちに全部使い斬りたい」15.3%が多かった。「複数の子供を持つ人に、資産が残った際の配分方法を教えてもらった。最も多いのは「ほぼ均等に分けたい」57.6%で、特に男性(65.6%)で多かった。