第一生命経済研究所美術館・博物館の利用に関するアンケート調査 |
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調査結果の概要
首都圏に居住する小学生・中学生の親を対象に、美術館・博物館の利用についてアンケート調査を実施したところ、かかわりについて、全体的には「自分には全く関係がない」34.0%の割合が最も高く、「以前はよく行っていたが、最近は行かなくなってしまった」31.9%が続く。末子の年代別で見ると、育児世代は美術館よりも博物館によく足を運んでいるが、子供が小さい程、美術館や博物館には足を運びにくい。よく足を運んでいる人の各施設に行くようになったきっかけは、美術館「子供に芸術文化を触れさせたい」、博物館「子供の教育のためになる」と、どちらも子供のためが最も多かった。博物館を“科学博物館”“歴史博物館”“資料館”etcと細かく分類して、美術館と比較した上で館種別の選択傾向を見ると…美術館・博物館を問わず、「年に1回以上」行く人がよく行くのは「科学博物館」52.2%で、末子の年代別に見ると、子供の幼少時は「科学博物館」の割合が高く、大きくなるにつれて「美術館」と「歴史博物館」の割合が増える。美術館・博物館によく行く理由第1位は、美術館「展示物が面白い」、科学博物館「子供でも楽しめる」、歴史博物館「子供の教育のためになる」。美術館・博物館への要望として、最近行かなくなった人が挙げたのは「入場料を安くする」がトップだった。
調査結果
- よく行く美術館・博物館の種類
(美術館・博物館のいずれか、あるいは両方に「年に1回以上行く」人) (単位:%) - 美術館・博物館によく行く理由
- (美術館・博物館のいずれか、あるいは両方に「年に1回以上行く」人) (単位:%)
美術館 科学博物館 歴史博物館 展示物が面白い 75.3 65.3 66 子供でも楽しめる 18 88.6 53.2 子供の教育のためになる 29.2 71.9 70.2 館の全体的な雰囲気が良い 37.1 20.4 14.9 展示解説が充実していて、わかりやすい 23.6 22.2 34 - 美術館・博物館への要望
- (最初の設問に「以前はよく行っていたが、最近は行かなくなってしまった」と回答した人) (単位:%)
美術館への要望 博物館への要望 1 入場料を安くする 81 入場料を安くする 68.4 2 子供たちが楽しめるようにする 63.5 子供たちが楽しめるようにする 56.1 3 学校教育との連携を深める 52.6 企画展覧会をより面白いものにする 51 4 子供の教育にも寄与するワークショップや鑑賞教室の充実 51.8 学校教育との連携を深める 50 5 子供にもわかりやすいような展示物の工夫をする 51.1 子供にもわかりやすいような展示物の工夫をする 44.9
調査実施先:(株)第一生命経済研究所