第9回 現代人の空気感調査(1) |
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調査結果の概要
首都圏と関西圏の小学5、6年生を対象に、夏の空気環境についてアンケートしたところ、1年のうちで最も夜眠れない季節は、やはり「夏」67.0%が圧倒的に多く、「冬」や「春」はごく僅かで、「秋」0.0%は全くなし。夏が最も眠れない理由としては「暑いから」をトップに、上位は“暑い”が断然多く挙げられている。夏の暑い時期に、子供は屋外で遊ぶのと室内で遊ぶのではどちらが好きなのだろうか?全体で6割以上が「屋外で遊ぶ方が好き」62.0%と回答し、特に、関西圏男子の72.0%という高さは目を引く。また、男女別では首都圏・関西圏ともに男子の数値が女子を上回っている。屋外で遊ぶのが好きな理由で最も多かったのは「外で思いっきり体を動かして遊ぶ方が楽しい」であった。夏の睡眠状況や体調について聞くと、「よくある」のは“眠いのになかなか寝付けない”28.0%で、他をかなり上回っており、「たまにある」46.5%を合わせると、夏の生活の中で多くの子供が悩まされている事がわかった。更に、“勉強に集中できない”は「たまにある」が54.0%と、5割を超えている。夏の期間、通っている学校の暑さ対策は?「夏の間、窓を開け広げる」45.0%と「扇風機がある」44.0%が半数弱を占め、「エアコンがある」10.5%は1割。地域別では、「夏の間、窓を開け広げる」は首都圏34.0%<関西圏56.0%、「扇風機がある」は関東圏65.0%>関西圏23.0%、「エアコンがある」は首都圏では全くないが、関西圏では21.0%。夏不快に感じる事の結果を地域/性別で見ると、首都圏女子の上位の項目は全て他の層を上回っている。