若年層の就労に関する意識調査(2) |
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調査結果の概要
(1より)現在のフリーターの人に最後に行った学校の卒業・中退直後の就労形態を問うたところ、男女ともに「パート・アルバイト」が4割で最も多く、学校を卒業した/中退した人に分けて見ると、中退者は「パート・アルバイト」が62.6%、「無職・休職中」が29.6%、「正規就労者」は僅か4.3%に過ぎず、卒業者と比べてその差は歴然としている。中退者の厳しい就労環境が伺える。“夢追いフリーター(注)”は女性よりも男性、年齢が若いほど割合が高く、「芸能・芸術関係」35.1%や「資格で身を立てる仕事」27.7%、「技能・技術で身を立てる仕事」13.8%などに憧れを抱いている。結婚の意向(結婚したい年齢)を尋ねると、家庭を支える経済力不足のためか、男性フリーター20~24歳の13.3%、25~29歳の23.1%、30~34歳の27.1%、35~39歳の17.1%が「結婚するつもりはない」と回答、一方、女性フリーターでは35~39歳の層で26.0%と、4人に1人の割合となっている。現在は正規就労者であるが、過去にフリーター経験のある人がフリーターを辞めたきっかけで多かったのは「希望職業に就けた」と「正社員としてしたい仕事が見つかった」の2つで、特に女性で男性よりも数値が高かった。フリーターをしていた期間は「1年以下」が男性で51.7%、女性で56.3%。「2年超」は男性19.4%、女性20.2%と、2割ほどであった。