生活意識に関するアンケート調査(第26回) |
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調査結果の概要
全国の20歳以上の男女を対象に生活意識についてアンケート調査を行なったところ、1年前と比較した現在の景況感及び1年後の景況感ともに、3月の調査に比べて「良くなっている」が幾分減少、「悪くなっていると思う」が増加している。また、現在の暮らし向き(1年前対比)についても同様に、「どちらかと言えばゆとりが出てきたと思う」との回答が減り、「どちらかと言えば苦しくなってきたと思う」が増加している。収入について、現在と1年前を比べると~「増えた」が9.2%(3月)から8.6%と低下、「減った」が36.1%(同)から39.0%と上昇。支出でも、「増やしている」が3月の9.9%から8.2%、「減らしている」が36.9%から39.3%と変化している。勤労者の勤め先での雇用・処遇に関する意識では、「かなり不安を感じている」との回答が、3月の調査よりも5.7ポイント増えて33.6%、「少し不安を感じている」48.6%を合わせると、82.2%の勤労者が不安を抱いている。日本銀行に対する包括的な認知度や評価を問うと、過半数の回答者が「日本銀行は、私達の生活に関係がある」55.4%と考えており、3割が「日本銀行を信頼している」30.6%と回答しており、理由として最も多かったのは「中立的な組織だから」55.7%であった。その一方で、およそ1割の回答者は「遠い存在で親しみが持てない」65.8%、「政策内容や意図がよく理解できない」57.5%などを理由に「日本銀行を信頼していない」と答えている。