日本人の品格・道徳観に関する調査

  • 調査期間
  • 2006/05/26~2006/05/28
  • 調査対象
  • 実施先の「gooリサーチ」登録モニター男女2,114人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

標記のテーマでアンケートを実施したところ、日本人が元々持っている品格・道徳観では「謙虚さ」73.9%と「礼儀正しさ」72.8%がともに高く、また、失いつつあるものでも「礼儀正さ」54.1%と「謙虚さ」47.5%が1位2位を占めた。また、日本人として残しておくべき品格・道徳観として「礼儀正しさ」66.1%、「思いやりの気持ち」66.0%が6割を超え、「謙虚さ」53.5%が続いた。日本人が元来持っていない考え方・主義については「個人主義」が最も多く56.0%、以下「実力主義」37.8%、「合理主義」36.2%の順で、4位の「論理を重視する」と2位の「実力主義」を取り入れるべきという声が多かった。品格・道徳観を失いつつある事に伴い、「法に触れなければ何をしてもよい、という考え」35.9%や「未成年の犯罪」33.4%、「家庭崩壊」33.1%などにつながっている、との見方が多く、社会問題の背景=道徳観の後退が一因、と認識されていると思われる。具体的には「たばこの吸い殻の投げ捨て」42.4%や「法に触れなければ何をしてもよい、という考え」41.9%、「高齢者が立っている前で座り続けている学生」34.1%など、日常の行動に表れていると捉えている。今後、日本人が品格・道徳観を持ち続けるには「家庭でのしつけ」が最も有効とする人が47.6%に上り、家庭における人間教育の重要性が再認識される結果となった。

調査結果

日本人が元々持っている品格・道徳観(全体) (単位:%)
日本人が失いつつある品格・道徳観(全体) (単位:%)
日本人が残しておくべき品格・道徳観(全体) (単位:%)
日本人が元来持っていない考え方・主義(全体) (単位:%)
日本人が取り入れるべきだと思うもの(全体) (単位:%)
日本人が品格・道徳観を失いつつある事による影響(全体) (単位:%)
日本人の品格からみて望ましくないと思う行動(全体) (単位:%)
日本人が品格・道徳観を持ち続けるために有効な施策(全体) (単位:%)
調査実施先:(株)NTTレゾナント